レイクALSAとアコムの違いって何?

レイクALSAとアコムの違いを徹底解説!

 

アコムは三菱UFJファイナンシャルグループが運営する消費者金融業者です。一方、レイクALSAは新生銀行を運営する新生ファイナンシャル株式会社の個人向け融資担当という立ち位置です。

 

多くの共通点のある2社ですが、知名度や成約率のアコム、利便性のレイクALSAという違いがあります。

 

 

知名度と審査通過率で比較

アコムは新規申込者が多い

大手のデータ経営研究所が2018年にカードローンの借入に関する大規模な調査を実施しています。それによると、申込先の金融機関の申し込み理由として多く挙げられていたのが「広告を見たから」というものです。

 

そのほか「簡単に借りられそうだから」「店舗・ATMが自宅や職場に近かったから」などの理由が挙げられています。広告で見かけたことのある金融機関であって、無人契約機などの設置数の多い業者ほど選択肢にのぼりやすいということが分かります。

 

実際に申し込みをした金融機関としては、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンクの人気が非常に高かったという結果が出ています。

 

ここでアコムとレイクALSAを比較すると、アコムは他社と比較しても消費者金融業者のなかで申込先として最も多く選ばれています。銀行も含めた新規申込者のうち、アコムや約8%の人に選ばれており、対してレイクALSAは4%程度にとどまっています。

 

すでに金融機関を利用している人のなかでもアコムは人気が高く、レイクALSAは大手4社のなかでも「最後に選ばれやすい」業者という評価にとどまっています。

 

CMの影響か?

アコムが新規申込者に選ばれやすい理由のひとつが、知名度が高いという点です。アコムはテレビのCMや電車の車内広告にかなりの宣伝を出しており、「初めて申し込むならアコム」というイメージを定着させることに成功していると言っていいでしょう。

 

実際のサービス内容や借りやすさ、使い勝手という点でレイクALSAはアコムに劣る点もなく、むしろWeb完結で申し込めるなどと独自のメリットもありますが、そういった詳細なところまでは見られていないことが推測されます。

 

「良くCMで見かけるから」「大手のようだから、なんとなく安心」という漠然とした理由で選ばれていることが推測できます。

 

レイクALSAの特徴として、「追加借入者に選ばれやすい」という点があります。つまり、すでにどこかの銀行・業者を利用しており、お金を借りることに慣れている人がレイクALSAを選んでいるということです。CMや広告だけでなく、中身で選ぶとレイクALSAのメリットが分かっている人には訴求力が高いことが推測されます。

 

成約率で比較すると?

アコムは大規模に宣伝している効果が確実に現れており、それは成約率の高さにも見て取ることができます。

 

成約率の違い
業者名 2017年12月 2018年3月 2018年6月
アコム 45.4% 44.8% 44.6%
レイクALSA 36.7% 32.0% 28.9%

 

成約率が低いことは、ある程度の目安にはなりますが審査が厳しいことと完全にイコールではありません。アコムの成約率が高いのは、知名度が高い分だけ「今まで消費者金融業者を利用したことのない人」、つまりクレジットヒストリーが綺麗な人が申し込みやすいからです。

 

レイクALSAはどちらかというと「金融機関の利用に慣れている人」が申し込みやすい業者です。レイクALSAの強みは、Web完結型であることや2種類の無利息期間があることなど様々にありますが、これは実際に消費者金融業者を利用してみたことのある人ほど分かりやすいものです。

 

そのため、レイクALSAに申し込む人はすでに金融機関から借入をしている人です。なかには総量規制に抵触している人や抵触しそうな人もいるでしょう。そうなると成約率も低く出ます

 

商品スペックで比較すると

商品の概要

アコムとレイクALSAはどちらも銀行の傘下の消費者金融業者で、ローン商品としてのスペックに大きな違いはありません

 

基本スペック
業者名 金利 借入限度額 審査時間 融資まで
アコム 3.0%~18.0% 800万円 30分 最短1時間
レイクALSA 4.5%~18.0% 500万円 最短15秒 最短1時間

 

最低金利で比較するとアコムのほうが若干低く、限度額もアコムのほうが高いというスペックです。審査にかかる時間、融資までの時間も短い部類で、申し込みにあたって大きな違いとして意識されることはないでしょう。

 

申し込み条件

申し込みの条件に関しても両者に目立った違いはありません。

 

業者名 年齢 貸付条件
アコム 20歳~69歳
  • 安定した収入と返済能力があること
  • アコムの基準を満たすこと
レイクALSA 20歳~70歳
  • 会社員・正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・パートなど一定の収入があること
  • メールアドレスがあること

 

レイクALSAで「メールアドレス」についての記載がある点は注目すべきかもしれません。

 

高齢の人のなかには、携帯電話やスマートフォンを所有しておらず、パソコンも持っていないというケースがまれに見受けられますが、そういった人はレイクALSAの申し込みはできないということを意味します。

 

審査時間と申し込み

アコムとレイクALSAで申し込みができる時間を比較すると以下のようになります。

 

申込方法 アコム レイクALSA
インターネット 24時間365日 24時間365日
電話 24時間365日 24時間365日
自動契約機 午前8時~午後10時(年中無休)

平日・土日

  • 午前8時~午前0時

日曜祝日

  • 午前8時~午後10時

毎月第3日曜日

  • 午前8時~午後7時

 

自動契約機の稼働時間に若干の違いがあります。レイクALSAは毎月第3日曜日に全社的なメンテナンスが入ることになっており、様々なサービスがストップします。

 

また、アコムは有人店舗を持っているという特徴があります。全国22箇所で平日の午前9時30分から午後6時を営業時間としています。

 

審査回答時間

アコムもレイクALSAもインターネットでの申し込みは24時間365日可能ですが、その時間すべてで審査してくれるわけではありません。会社としての営業時間のなかで審査をして回答しています。

 

申込方法 アコム レイクALSA
インターネット 午前9時~午後9時 午前8時10分~午後9時50分

(毎月第3日曜日は午後7時まで)

店舗窓口 平日午前9時~午後6時 店舗なし
電話 午前9時~午後9時 午前9時~午後9時

(毎月第3日曜日は午後7時まで)

自動契約機 午前9時~午後9時 契約機によって異なる

 

レイクALSAのほうが若干、審査回答時間が長くなっています。

 

店舗で比較

消費者金融というと「無人契約機」というイメージの人も多いでしょう。現在はインターネットでの申し込みが主流となっていますが、ローンカードの発行という手間がどうしても必要であるため、無人契約機は重要な存在です。

 

無人契約機を利用しない場合ではローンカードは郵便で送られきます。手元に届くまで銀行口座への振込融資以外の手段で借入できません。

 

店舗や契約機の数
店舗スタイル アコム レイクALSA
有人店舗 22店 なし
無人契約機 1,066軒 770軒
自社ATM 1,083軒 768軒
提携ATM 約5万4000 約5万5000

 

アコムの強みは、主要都市だけではありますが有人店舗があるという点です。消費者金融の有人店舗には、必ず国家資格である貸金業務取扱主任者を常駐させなければならないと貸金業法で義務付けられています。

 

いわば消費者金融のプロです。こういった人に相談しながら申し込みできるのは利用者にとってもメリットでしょう。審査に通りやすくなるためのアドバイスをもらうこともできますし、借入や返済について便利な情報をもらえることもあります。

 

無利息期間で比較

アコムもレイクALSAも、初めて契約した人向けに無利息期間サービスが設定されます。無利息期間では借りたお金に利息がまったくかからないサービスで、この期間が終了した翌日から金利を適用するシステムです。

 

もし無利息期間中に全額返済できれば、利息ゼロです。

 

アコムの無利息サービス
  • アコムの利用が初めての人
  • 返済期日を「35日ごと」で契約
  • 契約日の翌日から30日間が無利息期間

 

注意したいのが、返済期日の設定です。アコムの返済期日は「30日ごと」「35日ごと」の2種類から選択できますが、無利息サービスが適用されるのは35日ごと返済の契約です。

 

レイクALSAの無利息サービス
  • レイクALSAの利用が初めての人

 

2種類のサービス
  1. 5万円まで180日間無利息
  2. 借入額全額に対して30日間無利息

 

レイクALSAの特徴は「5万円までは180日間無利息」というサービスです。もし5万円だけ借入するのであれば、約6ヶ月間まったく利息を支払う必要がないという意味です。ただし、これは契約金額が200万円までの人が対象です。

 

アプリで申し込める?

アコムが他の消費者金融業者と比較したときの最大の違いは「ローンカードの発行にこだわりがある」という点でしょう。

 

大手の消費者金融業者ではプロミスやSMBCモビット、レイクALSAなどが専用アプリを提供して申し込みや借入、返済などができるのに対して、アコムは専用アプリは提供していません。むしろ現物としてのローンカードの発行をしたがる傾向が強くあります。

 

たとえばネット経由で借入して、ネットバンキングから返済するという方法を採ると事実上カードはまったく不要です。ネットバンクのなかにはこういったスタイルを許容する銀行もあります。ところが、アコムは無人契約機を使うか、または郵送によって必ずローンカードを利用者に届けます。

 

レイクALSAはまったく逆の方向性です。申し込みのときの書類の送付から借入、返済まですべて専用アプリで可能になっており、ローンカードの発行なしで済ませることが可能になっています。

 

スマホさえあれば、コンビニのATMを使ってカードレスで借入・返済が可能です。ユーザーがどれだけスマホの扱いに慣れているかという問題はありますが、それを別にすれば飛躍的に利便性は高いと言えるでしょう。

 

こういったところから、アコムはどちらかというと現物があるほうが安心という人に優しく、レイクALSAはデジタル利用に慣れた人向けという傾向が見て取れます。

 

実際の利用で違いが出てくる

提携ATM手数料

アコムとレイクALSAでは、申し込みの方法や審査の難易度といった「利用前」のときにはあまり大きな違いは出てきません。ところが、実際に利用を始めてみると若干レイクALSAのほうが有利という点が多くあります。

 

代表的なものとして提携ATMの利用手数料があります。レイクALSAもアコムも自社ATMや自動契約機に併設されたATMでの利用手数料は無料です。とはいっても、実際に利用するときに最も使うATMはコンビニや銀行のATMでしょう。

 

銀行のキャシュカードを使ってコンビニATMでお金を引き出すと、必ず手数料がかかりますが、これと同様のことがアコムのローンカードで発生します。1回あたりはわずかな額ですが、単なる預金引き出しでお金を取られるというのは面白くないと考える人も多いでしょう。

 

回数が増えると、その分だけ損していることになります。アコムは提携しているATMが多く利便性は高いですが、手数料がかかります

 

アコムの提携ATMと手数料
提携ATM 手数料

セブン銀行ATM
ローソンATM
イーネットATM
(ファミリーマートなど)
イオン銀行ATM

  • 1万円以下:108円
  • 1万円超:216円

 

もしアコムから同じ月のなかで1万円以上の額を借入・返済をすると1ヶ月で432円の手数料がかかってきます。この点ではレイクALSAは有能で、これらのATMの手数料が無料です。

 

レイクALSAの利用で手数料無料のATM

セブン銀行・ローソンATM・イーネットATMなど。主要なコンビニのATMの利用でレイクALSAでは手数料が無料です。この違いは利用してみないと分からない部分でもあり、要注目ポイントでしょう。

 

カードレスキャッシング

アコムで契約をするとカードが発行されます。これはインターネットで契約した場合も同様で、以下の2つのどちらかの方法でカードを受け取る必要があります。

 

  1. 自宅へ郵送
  2. 自動契約機で発行

 

ただ、銀行振込を利用するとカードがなくても借入は可能です。申し込みのときに「振込口座について」という設定のところで本人名義の口座を指定しておきます。便利なのは楽天銀行の口座で、土日祝日関係なく24時間振込してくれます。

 

とはいっても、必ずカードは届くことになるので、家族や友人などにバレたくない場合には注意が必要でしょう。

 

レイクALSAには「e-アルサ」という名称の専用のアプリを提供しており、これを使うと申し込みから借入・返済までまったくカードなしで利用可能です。アコムも必要書類をアップロードして申し込みが可能ですが、レイクALSAでは一歩進んだサービスが展開されていると考えていいでしょう。

 

レイクALSAの「e-アルサ」は、セブン銀行ATMを使った借入ではカードなしで可能です。ATMに表示されるQRコードを読み取って、それを画面入力するという方法でマイページを表示させて、そこで借入をします。手数料は無料ですので、大変に利便性は高いと言っていいでしょう。

 

毎月の最低返済額

アコムを利用していて分かりにくいことのひとつに毎月の最低返済額の計算があります。アコム独自の計算方法があり、覚えておくのも困難です。

 

アコムの返済額の決め方
限度額30万円以下の契約 最終借入時の残高×0.042
限度額30万円超~100万円の契約 最終借入時の残高×0.03
限度額100万円超 最終借入時の借入残高×0.01または0.03

※1000円以下は切り上げ

 

たとえば限度額30万円以下で契約しているときに借入残高が5万円なら最低返済額は毎月3000円となります。30万円めいっぱい借入すると1万3000円です。

 

ここで注意したいのは、アコムの場合「返済を続けて利用残高が減っても毎月の支払い額は減らない」という点です。

 

30万円契約でめいっぱい借入したとき、1万3000円の最低返済額は完済するまで変わりません。そのため、アコムの返済は他の業者に比較して負担が重くなる傾向があります。

 

レイクALSAの最低返済額

レイクALSAの場合には、残高スライド方式と呼ばれる返済方式を採っており、利用残高に応じて最低返済額が減る仕組みになっています。

 

利用額50万円までの最低返済額は以下のようになっています。
利用額 最低返済額
10万円まで 4,000円
10万円超20万円以下 8,000円
20万円超30万円以下 1万2,000円
30万円超40万円以下 1万2,000円
40万円超50万円以下 1万4,000円

 

ただ、最低返済額が少なければ良いというものでもなく、毎月の返済額が多ければその分完済も早くなるので、一概に良し悪しは決められません。また、アコムでは事前の連絡の必要なく、「利息以上であれば最低返済額以内でも返済可能」となっており、お金がないときの助けになります。

 

アコムにあってレイクALSAにないもの

レイクALSAには、「貸金業法に基づく借り換えプラン」という名称のおまとめローンが存在していましたが、現在では新規契約受け付けていません。このおまとめローンは、レイクALSAの前身であるレイクが提供していたローン商品で、2011年9月までにレイクと契約していた人しか利用不能です。

 

レイクALSAは貸金業者であるため、総量規制を遵守する義務があります。そのため、レイクALSAの提供するローンをおまとめローンとして利用するのはかなり困難です。

 

すでに年収の3分の1を超えている借入のある人は、貸金業者であるレイクALSAからは新たに借入できないからです。その代わりとして新生銀行が提供するおまとめローンを利用することが可能です。銀行のローンですので安心感もあり、おすすめできる商品のひとつです。

 

一方で、アコムには貸金業法に基づく借り換えローンが存在します。これは総量規制の例外貸付としてみとめられた「顧客が一方的に有利となる借り換え」に該当します。そのため、総量規制を超えた借入が可能です。

 

アコムの借り換え専用ローン
商品名 借り換え専用ローン
資金使途 貸金業者の債務の借り換え
貸付金額 1万円~300万円
貸付利率 実質年率7.70%~18.00%
返済方式 元利均等返済方式
返済期間 借入日から最長13年7ヶ月
担保・保証人 不要

 

注意しておきたいのは、アコムの借り換え専用ローンでは「貸金業者以外の債務はまとめられない」という点です。銀行のカードローンやクレジットカードのショッピング枠での借入などは対象外です。

 

レイクALSAにあってアコムにないもの

レイクALSAにあってアコムにないものは「アプリ」です。レイクALSAでは、公式のスマホアプリとして「e-アルサ」が提供されています。

 

インターネット経由で申し込みから契約・借入まですべて完了する「Web完結」と呼ばれるスタイルです。スマホからアプリを使って申し込みすることができて、審査結果はそのままWebの画面上で確認できます。運転免許証やパスポートといった本人確認書類もスマホで撮影して画像送信で提出できます。

 

審査に通過したら、スマホアプリで契約を完了させて、そのままスマホでキャッシングできるようになっています。セブン銀行のATMを使えば、まったくカード要らずで手数料無料で借入でき、大変に利便性は高いと言っていいでしょう。

 

このアプリには公式のチャットサービスが付帯しており、AIが質問に応えてくれます。365日24時間、キャッシングなどで分からないことがあったらチャットで応えてもらえます。ありがちな質問があらかじめストックされており、それに合わせてすぐに回答が返ってくるシステムです。

 

スマホの扱いに慣れている必要は確かにあり、スマホをあまり使わない人やLINEやツイッターなどのSNSに慣れていない人には利用が難しいというデメリットはありますが、若い人にとっては使いやすく便利なサービスと言えるでしょう。

 

アコムではこうしたサービスは提供されておらず、昔ながらのスタイルの消費者金融業者という立ち位置は明確です。レイクALSAにはリアル店舗がない代わりにアプリでサービス性を高め、アコムはリアル店舗も構えて対面式の契約も可能というのが大きな違いと言えます。

 

ターゲット層の違いが見えてくる

アコムはどちらかというと中高年層向け、レイクALSAは若年層向けという業界内での棲み分けというのが存在しています。アコムはリアルで会える業者で、レイクALSAはスマホが中心です。

 

こういった姿勢の違いはCMにも現れています。2018年からアコムはCMのメインキャラクターを変更し、俳優の渡部篤郎さんが担当するようになりました。渡部篤郎さんは1968年生まれで、渋い役どころも多いベテラン俳優です。

 

大河ドラマにも出演した経歴があり、ミステリやお仕事ものの映画・ドラマでは「上司」「課長」といった役職のある人を演じることが多い人です。こういった俳優さんを起用するところに、アコムのターゲット層も見えてくるでしょう。

 

かたや、レイクALSAは若年層向けです。企業コンセプトとして「デジタルリテラシーの高い若年層に向けた商品の開発やマーケティングに注力する」と公言しています。20代から30代の人たち、まだまだ自分のためにお金を使ってレジャーや自分磨きも大切と考える世代をターゲットにしています。

 

CMも未来志向の内容となっており、はっきりと若い世代へのアピールを狙っています。こういった点からも、アコムとレイクALSAの違いは見えてきます。

 

まとめ

レイクALSAはデジタル世代向けの新しいコンセプトの消費者金融業者を目指しています。中高年層向けの会社であるアコムと比較してみると、その違いははっきりと見て取れます。